ネパールのとあるレンガ工場で働く女の子の言葉に愕然とする

【池間哲郎】やっぱり頭が下がるよ
 ネパールのレンガ工場に入る。田舎から出稼ぎにやって来た人々が劣悪なる環境で働く。大人に混じって子供達の姿も。
 少女の故郷はバスで12時間程度かかる小さな町。と思った。そこからさらに歩いて2日もかかる集落。道が無いから歩くしか無いと言う。彼女は黙々とひたすらにレンガを運ぶ。休み時間になると、やっと子供らしい笑顔が。
 娘に「1人で来たのか?」と聞くと「そうだよ」とそっけない返事。「大変だね」とねぎらう意味で言ったのだが、ちょっと怒った表情で「大変じゃ無いよ。当たり前だよ」と言う。少女は両親を助けるためにレンガ工場で働く。給料(3,000程度)の、ほぼ全てを親に送る。やっぱり「偉いよな〜」と思う。
 この子を見てると自分が情けなくなる。これほど親を思ったことは無い。「親を支える」と嬉々として働く姿。やっぱり偉いよ。そんなネパールの子供達への応援は13年を超えた。早いものです。

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